チェルノブイリの春~原発ゼロと被災者救済を

 

1986年発生したチェルノブイリの漫画

チェルノブイリの春」はエマニュエルルパージュというフランス画家が描いた描画。石炭だか木炭だかで描かれた独特のタッチが印象的です。

 

1986年に発生したチェルノブイリブイリ原子力発電所の影響で数十km圏内には誰もいないゴーストタウン化していまい、誰もいない街に、首のもげた人形が転がっている描写は不気味以外のなにものでもありませんでした。

 

福島原発のドキュメンタリーを見たことがありますが、取材している人が防護服を着て、線量計を持って、街中を運転するのですが、家とか商店とか商業施設が立ち並ぶ中、人が全くいない町並みは不気味でした。

 

ただ人が誰もいない不気味さもあるのですが、動物や森林は人間に荒らされることなく、とてもきれいでありつづけ、どこか神秘的な描画もあり、原発事故の怖さとは対照的な描かれ方でした。

 

 

チェルノブイリの春

チェルノブイリの春

 

 

たった30年間で2つもの原発事故 

私は30代ですが、私の生きてきた、たった30年間のうちに「チェルノブイリ原発事故」と「福島原発事故」の大きな原発事故が2件も起きたということに驚かざるを得ません。

 

そして「原発は安全でクリーンなエネルギー」「何重にもロックがかかっており絶対安全で事故が起きない」というのは「ありえない」のだと感じました。

 

チェルノブイリの春」の作家であるエマニュエルルパージュはフランス人ですが、フランスは日本と同様に原発推進派で、チェルノブイリ原発事故当時も今も「原発は安全」と政府や政治家は言い続けているそうです。

 

 

原発はそれほど安全ではない

テロで原発所が狙われるかもしれません。自然災害も人間の想定する以上のことがよく起こります。自然災害を100%予測するなんて不可能でしょう。

 

原発燃料のプルトニウムとかウランも使用後処理するのに何百年と時間がかかるそうです。それだけの期間、100%外に漏れ出すことなく保存し続けることは可能なのか、それも嘘っぽい感じがします。

 

原発事故で忘れ去られる人々

原発事故処理のために必要な費用は20兆円~70兆円といろいろ言われています。正確な数字は今後時間がたてば出てくるのでしょうが、数十兆円はかかることは間違いなさそうです。

 

そんな大金をすぐに用意することができないので、福島原発事故が起きて7年たった今も仮設住宅に住んでいる人はたくさんいるようです。

 

福島周辺で住んでいた人達の健康被害なんて、前代未聞の事故なんだから、計り知れません。少なくとも発ガンなどのリスクが少しでも疑われるようであれば、大規模・長期にわたっての健康診断が必要な気がします。

 

大規模・長期にわたっての健康診断が必要なのにも関わらず、政府は健康診断をする人数や範囲を狭めています。

 

仮設住宅に住んでいる人達・健康被害に怯えている人達・原発による被害に対する補償を受けれていない人達・・・。

 

原発再稼動がドンドン進んでいますね。

原子力発電所 | 一般社団法人 日本原子力技術協会

 

原子力発電って怖いし時間も金もかかる産業なんだな。

 

チェルノブイリの春はそういうことをリアルにおしえてくれる本でした。

 

チェルノブイリの春

チェルノブイリの春